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LaTeXで数式のサイズを小さくする

論文を書いているときによく起こる数式のはみ出しの対処法です。

簡単に言うと、数式の部分だけフォントサイズを変更して、数式が終わった後に通常のサイズに戻すコマンドを挿入するだけです。

\footnotesize
\begin{align}
%数式
\end{align}
\normalsize

実際にやってみた

\normalsize
\begin{align}
A=B+C\label{label}
\end{align}
\normalsize

\small
\begin{align}
A=B+C\label{label}
\end{align}
\normalsize

\footnotesize
\begin{align}
A=B+C\label{label}
\end{align}
\normalsize

\tiny
\begin{align}
A=B+C\label{label}
\end{align}
\normalsize

上から順番に実行していくと以下のようになります。
f:id:uporinn:20190312103743p:plain
フォントサイズはこの他にもあります。詳しくはこちらのサイトを参照してください。
LaTeXコマンド集 - 文字サイズ
最後に\normalizeを忘れないように注意してくださいね。

式番号のサイズは変えたくない場合

上で述べたものは式番号もサイズが変わってしまいます。
この式番号のサイズを変えたくない場合は以下のようにします。

\begin{align}
\scalebox{%倍率}{$\displaystyle
%数式
$}
\label{label}
\end{align}

\scalebox{}{中身}は表の大きさを変える場合のテンプレですね。
{}の中に倍率(例えば0.7倍なら0.7)を入れると中身のサイズがその通りに変わります。

参考
TeX/LaTeX
Reducing font in equation
LaTexで式番号の大きさを変えずに数式の大きさを自由に変える方法 | 邂逅記