読書感想文にケータイ小説はOK??
先日歳の離れた妹が、中学校から出された読書感想文の課題をやっているのを見させてもらいました。
4、5作品書くのですが、吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」や梶井基次郎の「檸檬」がタイトルとして並んでいる中に1つだけふわふわした感じのタイトルが目につきました。
書籍化された恋愛系のケータイ小説で読書感想文を書こうとしていたのです。
私は慌てて変えるように促したのですが、何故ケータイ小説がダメなのか説明ができず、疑問に思っていました。
ケータイ小説とは?
ケータイ小説は2000年代に女子校生の間で人気を博しました。
携帯電話の普及に伴って、携帯電話でメールを打つように横書きで書かれた小説を携帯小説と呼ぶようになったらしいです。
その後、携帯小説のサイトができ、ケータイ小説というジャンルとして書籍化がされたりしました。
携帯で書かれた小説を携帯小説、書籍化されたものをケータイ小説と書き分けします。
出典:https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1707/18/news029.html
聞いてみた
とりあえず私だけでは答えが出ないので青少年読書感想文全国コンクールの主催組織に聞いてみました。
近年、携帯小説を読んで読書感想文コンクールに応募したいという問い合わせがあるそうです。
課題図書以外での応募は自由図書という枠で、教科書、副読本、読書会用テキスト類またはこれに準ずるもの、雑誌(別冊付録を含む)、パンフレット類、日本語以外で書かれた図書および課題図書は対象ではありません。
よって携帯小説は「図書」という扱いではないためコンクールとしては応募の枠には入らないことになります。
しかし、図書として書籍化されたもので広く流通しているケータイ小説は自由図書として応募可能らしいです。
広く流通しているという点がひどく曖昧ではありますが・・・
これはコンクールが青少年の読書推進を目的にしてるからです。
まとめ
広く流通しているケータイ小説は読書感想文としてコンクールに応募可能です。
広く流通しているというのは恐らく、審査員の方々がある程度内容を把握しているということだと思います。
読書感想文を書くことはとても大切なことです。
ケータイ小説に関しては私はよく分からないので若干批判的な立場からものを言ってしまいますが、読まないよりは読んだ方がましです。
そして、読んだ後に自分の感想が書きたいのであれば、人に見せなくても、書くことをオススメします!
しかし、実際に書いたものを提出するとなると私のような頭のカタイ人に何か言われてしまうかもしれません(笑)
まずは提出先の学校の先生に聞いてみましょう。
妹にはヘッセの「車輪の下」を渡しておきました。
追記:
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